阿波高校の校則検討について(2023年10月末現在)
◎阿波高校では、生徒総会での要望をきっかけに、校則の抜本的見直しを提案、校則検討委員会の発足を呼びかけたところ、自主的に31名(現在は34名)が参加し、生徒による校則検討委員会が発足しました。
*校則検討委員会の活動内容の詳細は、本ブログ内「生徒校則検討委員会の活動について」をご覧ください。
◎学校としては、「生徒が主体的に考え生徒たちがルールメイキングに主体的に取り組める仕掛け」として、7月10日~16日を「Aーweek(阿波高生活を考える週間)」とし、そのうちの2日間を「自ら通学する服を選ぶ日」にしました。
◎校則検討委員会では、さまざまな活動の中で、校則検討の目的(=めざす学校像)が必要ということになり、全校生徒に呼びかけて合意形成を図った結果、反対0その他の意見0という結果を得、めざす学校像が決定しました。
生徒がめざす学校像「校風と個性を生かし、社会性が身につく学校」
◎また、検討を進める中で、2つの意見が出てきました。1つは、現行のルールをベースに不必要と考えるルールの削除を求める案(改定派案)、もう1つは、めざす学校像をベースに必要なルールを考えていく案(創造派案)。校則検討委員会では、2つの案の試行期間を1週間ずつ設けたいと考え、全校集会で提案しました。その際、これは試行であり、試行期間終了後は現行の校則をしっかりと守りながら検証・検討していくことを確認し、承認を得て、学校に2つの案に関する11月中の試行を要望しました。
◎検討委員会から出された要望を、10月31日、職員会議で検討しました。
・改定派案に関しては、「ウイッグ」の項目を除き、承認することになりました。
《「ウイッグ」を除く理由》
*現行の「生徒生活心得」には、「エクステンション(つけ毛)は認めない」という記載はあるものの、ウイッグについての記載はない。また、従来より事情によっては着用を認めているため、今後も事情がある場合は応相談としたい。
・
創造派案については、今回は見合わせることになりました。
《見合わせの理由》
*自由度が高いため、「改定派案」試行後の1週間では、試行の効果に期待がもちにくい。
*生徒と話し合いを重ね、案の成熟を促したい。
具体例)「法令遵守」であれば、ヘルメットの着用を真剣に議論するなども必要であるが、そこまでの議論はされておらず、表面的な感じを拭えない。したがって、生徒同士のより深い議論や教員等との意見交換を重ね、案を成熟させることを期待する。
◎今後のスケジュール
11/6(月)~11/17(金)の2週間を、A-week(阿波高生活を考える週間)とし、生徒から要望のあった「改定派案」のうちウイッグを除く4項目について生徒の判断に任せることにします。
その後のスケジュールについては、次の表のとおりです。