阿波高校じんけん部は,3/5(月)に校外研修に行ってきました。
まず最初に,大阪城公園を訪れました。ここは「ピースおおさか(大阪国際平和センター)」がすぐ隣にあり,本校じんけん部が大阪で平和学習をする際には必ず訪れる場所です。
当日は多くの観光客が訪れ,戦争の影などみじんも感じられませんでしたが,実は大阪城には,山里曲輪の石垣に米軍による機銃掃射の痕跡が残っていたり,天守台の石垣が1トン爆弾によってずれるなど,太平洋戦争の傷跡が残っています。
生徒たちは現在の平和な大阪城のたたずまいと,戦争の痕跡との落差から,平和のありがたさを実感していました。
続いて,にしなりこども食堂を訪れました。
8月以来2度目の訪問でした。到着してすぐ,生徒は子どもたちのお世話に回りました。半年ぶりにもかかわらず,生徒のことを覚えている子どももいて,生徒たちもうれしそうでした。
夕食後は子どもたちと外で遊んだり,後片付けの手伝いをしました。前回(土曜日)より子どもたちの数も多いように感じましたし,相変わらず元気でパワフルでした。帰り際には「今度いつ来る?」と言われ,生徒も最後まで別れを惜しんでいました。
今年度最後の研修でしたが,とても有意義なものになったと思います。
じんけん部の11月~1月の活動は以下の通りです。
11/4(日) 中・高交流事業 西部ブロックスタッフ会議(吉野川高校)
11/11(日) 中・高交流事業 西部ブロック生徒部会(阿波西高校)
11/23(金) 中・高交流事業 西部ブロックスタッフ会議(川島高校)
12/9(日) 中・高交流事業 西部ブロックスタッフ会議(吉野川高校)
12/15(土) 中・高交流事業 西部ブロック生徒部会(川島高校)
中・高交流事業 県生徒部会(教育会館)
12/16(日) 中・高生による人権交流集会(教育会館)
1/27(日) 中・高交流事業 西部ブロックスタッフ会議(つるぎ高校)
「中・高生による人権交流集会」には,本校から生徒9名・教職員3名が参加しました。,交流集会に向けては,西部ブロック生徒部会やスタッフ会議に参加し,西部の中・高生と交流を深めつつ,人権問題について考えていきました。
「中・高生による人権交流集会」では,主に第2分科会に参加しました。第2分科会では「子どもの人権」のテーマのもと,生徒同士で意見を交換したり,交流を深めたりしました。
交流集会も,全体では約300名が,第2分科会には約60人が参加し,盛況のうちに終えることができました。
来年度もこういった機会を通じて,他校の生徒と交流を深めるとともに,さまざまな人権問題について学んでいきたいと思います。
阿波高校じんけん部は,2/10(日)に兵庫県神戸市に校外研修に行ってきました。
最初に訪れたのは,神戸港震災メモリアルパークです。
ここは,阪神淡路大震災によって被災したメリケン波止場を一部をそのままの状態に保存したものです。震災のすさまじさを間近に見て,肌で感じることができました。
次に訪れたのは,神戸華僑歴史博物館です。
ここでは,1868年の開港とともに神戸に移り住み,いまの南京町を形成した華僑の活動や文化について,記録写真や美術品,生活用具などの資料を通して知ることができました。
続いて,南京町に向かいました。
南京町は,ちょうど春節祭の時期ということもあり,多くの人でにぎわっていました。ここでは,神戸神港橘高等学校龍獅団の獅子舞を見学しました。中国獅子舞を通して,日本と中国の文化の共通点や相違点を感じるとともに,同じ高校生が,地域の伝統文化の継承に取り組んでいることに大変刺激を受けました。
最後に,三宮でフェアトレードの商品を扱っている店で,フェアトレードのチョコレートを購入しました。
日本ではバレンタインデーを前にして,チョコレートの販売が増加する時期ですが,安くておいしいチョコレートの裏側には,発展途上国の生産者のおかれた厳しい状況や,児童労働の現実があります。それに対する手立てのひとつがフェアトレードになりますが,改めて探してみると,商品の少なさや認知度の低さに驚かされました。
生産者に正当な対価を支払うことが,発展途上国の生産者たちの状況の改善や,児童労働の克服につながることを改めて認識し,フェアトレードの商品にもっと目を向けていくことの必要性を改めて感じました。
今回の研修を通して,平和の大切さや,日本と朝鮮半島との歴史的な関係の深さなどについて学ぶとともに,在日コリアンなど外国人に対する差別の不合理性などについて考えることができました。
今回の研修を通して,国際交流や国際理解の大切さについて学ぶとともに,自分たちにできる国際貢献などについても考えることができました。
