昨年、阿波、川島、城ノ内3校の生徒有志によるクラウドファンディングで再建された大野神古墳の祠(お社)周辺の清掃が、今年も5月22日に実施されました!
有志18名による清掃活動によって、約30分ほどでお社周辺がきれいになりました。
今年2月には、群馬の高崎経済大学の鈴木耕太郎准教授もこの祠を視察に来られました。鈴木先生は、ご専門である牛頭天王信仰研究の観点から、この祠について、「牛頭天王と野神の習合」という現象がうかがわれるもので、これまでまだ学術界で本格的に論じられていない事例であるとのご見解を示して下さいました。
先輩達が再建した貴重なお社をこれからも引き続き、維持・継承できるように活動を続けて行きたいと思います。
今年度は10月にも清掃活動を実施予定です。

2025年7月10日(木)5時間目の1年生総合的な探究の時間において、3名の講師の方々にご講演いただきました。講師の先生方のご紹介をさせていただきます。
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妹尾 裕介(せのお ゆうすけ)様 所属:FUK-GYO-LIFE株式会社 代表取締役
総探に「楽しく」取り組むための秘訣をご自身の経験や学びから、わかりやすくご講演してくださりました。 ①好きなこと、強み、得意なことを取り入れる ②自分なりの地域課題、身近な人の困りごとを見つける ③「誰かに喜んでもらえる」ことの大切さ 等をご家族のお話を通して語ってくださいました。また、阿波市産のお米をブランド化し、日本の農家さんの価値を伝えることで、徳島県の地産地消の拡大、お裾分け文化の継承についてもお話してくださいました。
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コミヤマ エジソン(小宮山 晴希)様 所属:awake!
若い世代の方々と関わる中で、「人生をもっと自由に楽しめるヒント」を伝えたいという熱い想いを語ってくださりました。ご自身の経験、若かりし頃の悩みや挫折を経て、自信をなくし、何が好きで、何が得意かわからない中、面接など限られた時間でしゃべることが得意なことに気づかれたエピソード。阿波市にてお笑いをやりたいという想いを強くされ、地元で活動をしていく中気づいたことは、自分の「好き」を信じてやっていたら自然に巡ってゆく。「自然に巡ってゆく」とは、周りが助けてくださるようになる。 コミヤマさんのお話を通して、共感をしながらも一歩前に出る勇気をもらった生徒もいたように感じます。
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冨浪 真樹(とみなみ まさき)様 所属:株式会社紡樹(つむぎ)
ご自身が20代の頃の人事コンサルティング業を通して、気づいた想いや学びをわかりやすくご講演くださいました。関東で就職されていた際に、四国出身者の集まり「四国若者1000人会議 SHIKOKU MEETING」を立ち上げ、就業後や週末に人の縁を結ぶ活動をされていた中で感じたこと。 正解を外に求めていた。幸せとは何か。幸せは評価や賃金など可視化されているものではなく、自分の中にあり、人は絶対に幸せになれる。というメッセージを、ご自身の経験から生徒たちに伝えてくださりました。
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3名の講師の先生方の話を通して、生徒たちはこれからの時代を生きる際に必要な視座を拓き、今後の探究活動への意図や意義に気づいてほしいです。
ご多忙の中、貴重なお話をありがとうございました。
10月31日(木)に、阿波市の職員の方によるご講演がありました。
各課の方による7つの講座が2週にわたって開催されるもので、阿波市の地域づくりの総合戦略から、防災、環境、子育て、高齢者の生活支援、阿波市特産品認証制度、雇用対策まで、幅広い話題について、2年生が総合的な探究の時間に受講しました。
第一週に当たる31日は、企画総務課、子育て支援課、介護保険課、商工観光課の方のご講演が実施されました。
子育て支援課のご講演では、赤ちゃん・ママパパ4組もご参加くださり、実際に赤ちゃんに触れる大変貴重な体験となりました。
すべてのご講演が、実践的かつ啓発的であり、大変勉強になりました。今後の地域探究活動に必ずや活かして行きたいと思います。ありがとうございました。




10月30日(水)放課後、本校北ICT教室にて、みんなの進路委員会代表の谷村一成様、海外大学を卒業されたばかりの岩野善允様、豊島有希様のお三方をお迎えして、海外留学の体験談を聞いたり質問したりする交流会が開かれ、本校1・2年生8名が参加しました。
岩野様はアメリカ、豊島様はイギリスでの留学体験について話され、現地で経験した方でないと分からない貴重なお話を伺うことができました。
また、谷村様からも中高生の頃から留学することの意義を「越境体験」としてお伝えいただき、視野を広げるとともに進路意識を深めることができました。
参加者が少数だったこともあり、ワークショップ形式で質問も盛んに出てきて、充実した会になりました。
谷村様、岩野様、豊島様、本当にありがとうございました。



昨年度に、川島、城ノ内、本校の3校の有志生徒によるクラウドファンディングで再建された
大野神古墳の祠(お社)ですが、10月4日(金)に、本年度2回目の清掃活動が、
本校生徒15名と教職員によって実施されました。
当日は雨模様でしたが、夕刻には雨も上がり、予定通り実施できました。
7~9月は酷暑のため、活動もままなりませんでしたが、
この日は気温も落ち着いて作業がはかどり、
30分程度で見ちがえるようにきれいになりました。
地域の歴史や文化に触れながら行う当ボランティア活動を、
今後も地道に継続していく予定です。


9月24日(火)2~4限に本校松契会館等において、赤ちゃん授業が実施され、
2・3年生の希望者約40名が参加しました。
2限は助産師の川西先生による生命の授業。
3限はグループに分かれて、赤ちゃん人形の抱っこ体験や妊婦体験等の体験活動。
4限はいよいよ赤ちゃんとママ・パパ10組との触れあい交流会。
3時間にわたる長丁場でしたが、チャイムが鳴っても生徒はなかなか席を立とうとせず、
赤ちゃんとの別れを惜しんでいました。
今目の前にいる生命の尊さを実感する貴重な機会となりました。
関係者の皆様、本当にお世話になりました。








8月7日、23日の2回にわたって、株式会社steAm所属で四国大学准教授の鈴鹿剛先生を講師にお招きし、働き方改革の一環として、生成AIの代表であるChatGPTの効果的な活用方法に関する教職員研修が行われました。
7日には、生成AIとは何かから始まって、現在の利用状況や複数のAIの特徴、また、生成AIにできることや、利用の際の注意点(個人情報や著作権への留意、ハルシネーション等)に関する説明が行われた後、基本的な使い方を学びました。
23日には、応用編として、GPTsの作成方法・共有方法・活用方法等について、より実践的な講習や演習が行われました。
注意点に留意しながらも効果的に活用することで、生成AIは効率的な働き方を実現するための重要なツールとなることを再認識できた有意義な研修でした。
校務のみならず、総探や調べ学習でChatGPTを生徒と一緒に活用していくなど、この研修で得たことを最大限活かしていきたいと思います。


7月11日、2年生対象に、NPO法人あわ・みらい創生社代表理事の井原まゆみ様を講師に迎え、「まちは誰でも素敵に変えられる~シビック・プライドのすすめ~」と題した講演会が開かれました。
長年にわたる地域づくりの取り組みやシビック・プライドに関する貴重なお話を聞き、生徒達は総合的な探究の時間における地域課題の探究活動や将来の進路について、視野を広げ、知見を深めることができました。


以下、生徒の感想です。
・今回の講演会で初めて、シビック・プライドという言葉を聞きました。まちへの誇りと愛着をもって行動することは素敵だと思いました。
・小学生でもまちづくりに参加し、実際に公園をつくったりして活躍していてすごいと思った。自分たちも積極的に総探の活動に取り組もうと思った。
・まちづくりは、行政がすべてを行うのではなく、私たち市民がこれからも住み続けられるように行動するものだと気づいた。自分のためだけでなく社会や他人のために貢献できるような活動について、たくさん知り、参加してみたいと思った。そして、何かしたいと思い立ったとき、失敗を恐れずに、まずは行動に移していきたいと思った。
・阿波市でこんなに多くの活動が行われていることを知らず、身近な所を見られていなかったことに気づいた。今までは新しいものを取り入れるべきだと思っていたが、田舎だからこそのものを活かす大切さを学んだ。