日誌

じんけん部校外研修

阿波高校じんけん部は,2/10(日)に兵庫県神戸市に校外研修に行ってきました。

最初に訪れたのは,神戸港震災メモリアルパークです。
ここは,阪神淡路大震災によって被災したメリケン波止場を一部をそのままの状態に保存したものです。震災のすさまじさを間近に見て,肌で感じることができました。

次に訪れたのは,神戸華僑歴史博物館です。
ここでは,1868年の開港とともに神戸に移り住み,いまの南京町を形成した華僑の活動や文化について,記録写真や美術品,生活用具などの資料を通して知ることができました。

続いて,南京町に向かいました。
南京町は,ちょうど春節祭の時期ということもあり,多くの人でにぎわっていました。ここでは,神戸神港橘高等学校龍獅団の獅子舞を見学しました。中国獅子舞を通して,日本と中国の文化の共通点や相違点を感じるとともに,同じ高校生が,地域の伝統文化の継承に取り組んでいることに大変刺激を受けました。

最後に,三宮でフェアトレードの商品を扱っている店で,フェアトレードのチョコレートを購入しました。
日本ではバレンタインデーを前にして,チョコレートの販売が増加する時期ですが,安くておいしいチョコレートの裏側には,発展途上国の生産者のおかれた厳しい状況や,児童労働の現実があります。それに対する手立てのひとつがフェアトレードになりますが,改めて探してみると,商品の少なさや認知度の低さに驚かされました。
生産者に正当な対価を支払うことが,発展途上国の生産者たちの状況の改善や,児童労働の克服につながることを改めて認識し,フェアトレードの商品にもっと目を向けていくことの必要性を改めて感じました。

今回の研修を通して,平和の大切さや,日本と朝鮮半島との歴史的な関係の深さなどについて学ぶとともに,在日コリアンなど外国人に対する差別の不合理性などについて考えることができました。
今回の研修を通して,国際交流や国際理解の大切さについて学ぶとともに,自分たちにできる国際貢献などについても考えることができました。