日誌

総合的な探究の時間(A-wave)

働き方改革 教職員対象 ChatGPT研修会

8月7日、23日の2回にわたって、株式会社steAm所属で四国大学准教授の鈴鹿剛先生を講師にお招きし、働き方改革の一環として、生成AIの代表であるChatGPTの効果的な活用方法に関する教職員研修が行われました。

7日には、生成AIとは何かから始まって、現在の利用状況や複数のAIの特徴、また、生成AIにできることや、利用の際の注意点(個人情報や著作権への留意、ハルシネーション等)に関する説明が行われた後、基本的な使い方を学びました。

23日には、応用編として、GPTsの作成方法・共有方法・活用方法等について、より実践的な講習や演習が行われました。

注意点に留意しながらも効果的に活用することで、生成AIは効率的な働き方を実現するための重要なツールとなることを再認識できた有意義な研修でした。

校務のみならず、総探や調べ学習でChatGPTを生徒と一緒に活用していくなど、この研修で得たことを最大限活かしていきたいと思います。

 

 

2年生講演会「まちは誰でも素敵に変えられる~シビック・プライドのすすめ~」

7月11日、2年生対象に、NPO法人あわ・みらい創生社代表理事の井原まゆみ様を講師に迎え、「まちは誰でも素敵に変えられる~シビック・プライドのすすめ~」と題した講演会が開かれました。

長年にわたる地域づくりの取り組みやシビック・プライドに関する貴重なお話を聞き、生徒達は総合的な探究の時間における地域課題の探究活動や将来の進路について、視野を広げ、知見を深めることができました。

 

 

以下、生徒の感想です。

・今回の講演会で初めて、シビック・プライドという言葉を聞きました。まちへの誇りと愛着をもって行動することは素敵だと思いました。

・小学生でもまちづくりに参加し、実際に公園をつくったりして活躍していてすごいと思った。自分たちも積極的に総探の活動に取り組もうと思った。

・まちづくりは、行政がすべてを行うのではなく、私たち市民がこれからも住み続けられるように行動するものだと気づいた。自分のためだけでなく社会や他人のために貢献できるような活動について、たくさん知り、参加してみたいと思った。そして、何かしたいと思い立ったとき、失敗を恐れずに、まずは行動に移していきたいと思った。

・阿波市でこんなに多くの活動が行われていることを知らず、身近な所を見られていなかったことに気づいた。今までは新しいものを取り入れるべきだと思っていたが、田舎だからこそのものを活かす大切さを学んだ。

ローソンと共同開発 ベーカリー2種類発売

阿波高校の生徒とローソンが共同開発した

なると金時入り菓子パンがついに商品化されました。
「ザクザク!おいもチュロッキー」135円
「もちふわ!おいも蒸しパン」149円
7月23日(火)から2週間程度、中四国のローソン約1540店舗で販売されています。

是非ご賞味ください。

1年生講演会「しくじり先輩~おとなになるってなんだろう~」

7月10日、1年生対象に、FUKUーGYOーLIFE株式会社代表取締役の妹尾裕介様はじめ、奥田紋子様、細川雄哉様、吉本真菜実様を講師に迎え、「しくじり先輩~おとなになるって何だろう~」と題した講演会が開かれました。

講師の方々の貴重な経験談を聞き、生徒達は将来についての考えを広げることができました。

   

  

以下に生徒達が講演を通しての気づきや学びを紹介します。

・努力をすればその分選択肢は増える。好きなことをしながらも自分の意見などを固めるべき。

・人に流されず、自分の意見を持った人になっていきたい。

・もっと周りの人に頼って選択肢を増やしたいと思いました。

・将来の選択肢はたくさんあるという広い視野をもてるようにしたいです。

・まずは自分の好きなことを見つけて学んでいきたい。これを意識していくうちに得意と苦手を理解してうまくコントロールできるのではと思いました。

 ・今日、講演していた人の中で、何も行動していない人はいなかった。その中で失敗だったり成功だったりを繰り返して経験を増やしてきたんだと知った。僕も経験を重ねて人と関わる力をつけていきたいと思いました。

2年進路講演会

2024年6月25日(火)に本校2年生対象に、「大学入試突破のために~夢実現に向けて~」をテーマとした進路講演会が開かれました。

講師には、近畿大学入学センターの屋木清孝先生をお招きしました。
分かりやすい資料に加えて、生徒の興味を引くようなクイズや、先生のユーモアあふれる語り口のおかげで、和気あいあいとした雰囲気の中で講演を聴くことができました。
高校2年生というこの時期に、夢や目標を明確にすることの重要性。そして、夢や目標から逆算して行動を起こすことの大切さや、受験勉強のポイントなど、大学入試までにするべきことを整理することができました。

真剣な表情で講演を聴く生徒らの姿が印象的で、今回の進路講演会が充実したものであったと感じています。
屋木先生、本当にありがとうございました。

お社清掃の日の清掃活動

2024年5月23日(木)に、「お社清掃の日」の清掃活動が実施されました(「地球環境を守る日」と同時開催)。

これは、2年前に台風で倒壊した後、昨年度に阿波高校・川島高校・城ノ内中等教育学校3校合同で取り組んだクラウドファンディングによって、3月9日に再建された、阿波市吉野町の大野神古墳(おおのがみこふん)上のお社やそこに祀られた石碑などを、地域の歴史を伝える民俗文化財として、これからも高校生の手で守り伝えて行こうという活動の一環として行われました。

本校有志14名が参加して、お社周辺の清掃・除草活動を行い、お社までの参道が随分きれいになりました。

7月と10月にも清掃活動を実施予定です。これからも地道に活動を継続して行きたいと思います。温かく見守っていただければ幸いです。

 

2年生 総合的な探究の時間 スタートアップ講演会

 2024年5月23日(木)に本校2年生対象に、「総合的な探究の時間スタートアップ講演会」が開かれました。

 これは、2年生が地域課題探究型学習(PBL)を始めるに当たって、地域の方々にインタビューをしたり、地域の活動に参加したりする際に大切な事柄について事前にレクチャーすることで、生徒の不安感を軽減し、トラブルを未然に防止し、楽しく充実した活動になることを目的に、今年初めて開催されました。

 講師には、徳島市まちづくり協働プラザ事務局長で、一般社団法人watasの長谷川隼様をお招きしました。とても分かりやすい資料に加えて、柔らかでユーモアに満ちた語り口で、1時間、とても和やかなムードの中で、大切な事柄が自然に頭に入って来るような、大変充実した講演会となりました。

 講演内容は生徒の感想に譲りますが、総合的な探究の時間(総探)における活動のみならず、社会に出てからもずっと活かせるような、大切な知恵や心がけを学ばせていただきました。

 長谷川様、本当にありがとうございました。

(生徒の感想 抜粋)

・派遣依頼書などの重要な書類は必要だと分かった時にすぐに先生に言う。

・相手に迷惑をかけないように時間を守る大切さがわかった。

・自分のことだけを狭い視野で考えるのではなく、常に広い視野を意識し、様々な視点で見ていけるようにしたい。

・日頃からよい態度で時間を守って行動することで、今後の生活によい影響をもたらすと思う。段取りについて考えることで、社会に出たときに自分の役に立つと思う。

・インタビューは当日だけではなく、下調べ・下準備を欠かさず、終わった後の報告やお礼も大切だと思った。

・取材などの説明は、5w(where,when,who,what,why)がとても大切で、これを意識することが成功につながる。

・会話の中で「ネームコーリング(=相手の名前を呼ぶこと)」をするだけでとても印象が変わるとあって、とてもそれに共感できた。このような、ちょっとしたことを意識するだけでも相手に好印象を残せることを学んだ。段階もあるようなので、適切な距離感を保つなどして、0か100みたいにならないようにしたい。

・自分は部活を休む時に、LINEで報告することが多いので、なるべく電話で報告して、電話に慣れていけるようにしたいと思います。

・電話は思っている以上に怖くない。

・「コミュ力おばけ」になれるように頑張ります。早く取材をしてみたいです。

おやぷろ、お社再建しました!(未来につなぐお社再建プロジェクト)

ご報告が遅くなりましたが、本校生を中心にした3校(阿波・川島・城ノ内)の高校生のプロジェクトである

「おやぷろ(未来につなぐお社再建プロジェクト)」は、昨年末実施のクラウドファンディングで目標額50万円を

大幅に上回る約85万円の支援を受けることができ、多くの方々のご支援の賜物で社殿再建が実現しました!

また、3/9(土)には竣工式が執り行われました。

 

すばらしい社殿を建築してくださった切中建築様、本当にありがとうございました。

案内看板は株式会社ファイン様からご寄贈いただきました。ファイン様、改めて感謝申し上げます。

 

竣工式では、松尾神社神主の小倉様による祝詞が、「少しでも長く保つ社殿を」という私たちの想いを
汲んで下さったすばらしいものでした。小倉様、本当にありがとうございました。

あいにくの雨だったにもかかわらず、式の間だけ晴れていたのも印象的でした。

おやぷろはこれからも大野神古墳の清掃・除草活動などを継続していく予定です。

今後とも変わらぬご支援をお願いいたします。

第4回四国高校生探究活動発表会に参加しました。

3/25(月)に三好市山城町のホテルまんなかで開催された第4回四国高校生探究活動発表会に、

本校からも2年生の3グループ8名が参加しました。

 

午前は審査員の大学の先生方や四国各県から集まった9高校24グループの高校生を前にしたポスター・セッション、

午後からは交流イベントである哲学対話が開かれ、大変刺激的で貴重な経験となりました。

 

3グループともその活動の積極性を高く評価され、入賞を果たすことができました。

 審査結果

金賞(ベスト9)「食べること・自分たちの町の良さについて知ろう」(大柳・佐々木)

銀賞・審査員特別賞「あわカルテット」(神木・山本・大塚・高原)

銀賞・ファシリテーター賞「未来の阿波市のために私たちができること」(工藤・武知)

 

 

 

 

 

 

1年生 総合的な探究の時間 環境講演会

 「気候変動と私たちの未来」と題した環境講演会が1/24(水)に1年生全員を対象に開催されました。講師は徳島在住の環境ライター・佐藤由美様です。佐藤様は気候変動の国際会議であるCOPをはじめ、環境問題について世界を股にかけて長年取材されており、昨年末にドバイで開かれたCOP28にも参加され、マスメディアでもまだ大きく取り上げられていないような、環境問題に関する最新の国際情勢についてもご紹介くださいました。

 ご講演は、そもそも気候変動とは何か、どういった影響をもたらすか、その原因は何か、といった基本的な話から、これまでの取り組みの歴史的な経緯、現在、緊急の課題となっている「1.5℃目標」、そして昨年末に合意された「エネルギーシステムにおける化石燃料からの脱却」「2030年までに再生エネルギーを3倍に、エネルギー効率を2倍に」といった最新の内容まで、分かりやすく、かつ広汎に説明してくださるものでした。

 それに加えて、“ Fridays For Future ” をはじめとする世界の若者の活躍や、徳島県で実際に行われている再エネ住宅の事例の紹介、そして「再エネ促進は農山村を豊かにする」という、私達が「総合的な探究の時間」に取り組んでいる「理想の地域を実現しよう」という探究活動への示唆に富む提言など、とても50分の授業内で行われたとは思えないほど充実した内容でした。

 気候変動等の環境問題を取り上げると、どうしてもネガティブな暗い未来のことばかりを想像しがちですが、「現在、世界中の国や地域や企業、組織や人々が協力し合って、問題解決に全力で取り組んでいる。皆さんの未来は、たとえば環境を意識したグリーン・ジョブに就いたり、温室効果ガスを出さないライフスタイルへの転換が急速に進んだりしているだろうから大丈夫、安心してほしい」というポジティブな呼びかけが印象的でした。また、講演の最後に紹介されたマハトマ・ガンジーの「なりたい変化に、あなたがなりなさい」という言葉には、多くの生徒が強い印象や感銘を受けた様子でした。

 佐藤様、本当にありがとうございました。

※以下、生徒の感想です。

「講演をきいていると、それまで無謀だと思っていた脱炭素社会の実現が希望のあるものだと知り、見ているだけでなく行動にうつそうと思いました。」

「無理だというマイナスの考えから入らずに、世界での取り組みを調べ、これなら自分でも取り組めると思うものから率先して行っていきたい。」

「あと2年で車を運転できるようになります。車を電気自動車にしたり、家を建てるときが来たら、太陽光パネルを使うなどして、環境のことを考えていきたいです。」

「大学や就職先を決めるときに、環境問題に対して、活動をしていたり、対策をしていたりすることを条件に入れたい。」

「世界には、自分たちよりも年下の子どもが気候変動対策のためにがんばっているので、僕たちも何かがんばらないといけないと思った。」

「協力は人間の最大の武器だなと感じた。」

「自分の住んでいる地域をより良くするために,自分はどうすればいいのかを考えていきたいと思います。」

「佐藤由美さんの演説は今まで聴いた中で一番上手かった。声量、話し方、速度すべてにおいて上手だった。見習いたい。」