じんけん部の紹介
じんけん部の紹介
阿波高校じんけん部は,3/5(月)に校外研修に行ってきました。
まず最初に,大阪城公園を訪れました。ここは「ピースおおさか(大阪国際平和センター)」がすぐ隣にあり,本校じんけん部が大阪で平和学習をする際には必ず訪れる場所です。
当日は多くの観光客が訪れ,戦争の影などみじんも感じられませんでしたが,実は大阪城には,山里曲輪の石垣に米軍による機銃掃射の痕跡が残っていたり,天守台の石垣が1トン爆弾によってずれるなど,太平洋戦争の傷跡が残っています。
生徒たちは現在の平和な大阪城のたたずまいと,戦争の痕跡との落差から,平和のありがたさを実感していました。
続いて,にしなりこども食堂を訪れました。
8月以来2度目の訪問でした。到着してすぐ,生徒は子どもたちのお世話に回りました。半年ぶりにもかかわらず,生徒のことを覚えている子どももいて,生徒たちもうれしそうでした。
夕食後は子どもたちと外で遊んだり,後片付けの手伝いをしました。前回(土曜日)より子どもたちの数も多いように感じましたし,相変わらず元気でパワフルでした。帰り際には「今度いつ来る?」と言われ,生徒も最後まで別れを惜しんでいました。
今年度最後の研修でしたが,とても有意義なものになったと思います。
じんけん部校外研修
阿波高校じんけん部は,2/10(日)に兵庫県神戸市に校外研修に行ってきました。
最初に訪れたのは,神戸港震災メモリアルパークです。
ここは,阪神淡路大震災によって被災したメリケン波止場を一部をそのままの状態に保存したものです。震災のすさまじさを間近に見て,肌で感じることができました。
次に訪れたのは,神戸華僑歴史博物館です。
ここでは,1868年の開港とともに神戸に移り住み,いまの南京町を形成した華僑の活動や文化について,記録写真や美術品,生活用具などの資料を通して知ることができました。
続いて,南京町に向かいました。
南京町は,ちょうど春節祭の時期ということもあり,多くの人でにぎわっていました。ここでは,神戸神港橘高等学校龍獅団の獅子舞を見学しました。中国獅子舞を通して,日本と中国の文化の共通点や相違点を感じるとともに,同じ高校生が,地域の伝統文化の継承に取り組んでいることに大変刺激を受けました。
最後に,三宮でフェアトレードの商品を扱っている店で,フェアトレードのチョコレートを購入しました。
日本ではバレンタインデーを前にして,チョコレートの販売が増加する時期ですが,安くておいしいチョコレートの裏側には,発展途上国の生産者のおかれた厳しい状況や,児童労働の現実があります。それに対する手立てのひとつがフェアトレードになりますが,改めて探してみると,商品の少なさや認知度の低さに驚かされました。
生産者に正当な対価を支払うことが,発展途上国の生産者たちの状況の改善や,児童労働の克服につながることを改めて認識し,フェアトレードの商品にもっと目を向けていくことの必要性を改めて感じました。
今回の研修を通して,平和の大切さや,日本と朝鮮半島との歴史的な関係の深さなどについて学ぶとともに,在日コリアンなど外国人に対する差別の不合理性などについて考えることができました。
今回の研修を通して,国際交流や国際理解の大切さについて学ぶとともに,自分たちにできる国際貢献などについても考えることができました。
じんけん部 11月~1月の活動
じんけん部の11月~1月の活動は以下の通りです。
11/4(日) 中・高交流事業 西部ブロックスタッフ会議(吉野川高校)
11/11(日) 中・高交流事業 西部ブロック生徒部会(阿波西高校)
11/23(金) 中・高交流事業 西部ブロックスタッフ会議(川島高校)
12/9(日) 中・高交流事業 西部ブロックスタッフ会議(吉野川高校)
12/15(土) 中・高交流事業 西部ブロック生徒部会(川島高校)
中・高交流事業 県生徒部会(教育会館)
12/16(日) 中・高生による人権交流集会(教育会館)
1/27(日) 中・高交流事業 西部ブロックスタッフ会議(つるぎ高校)
「中・高生による人権交流集会」には,本校から生徒9名・教職員3名が参加しました。,交流集会に向けては,西部ブロック生徒部会やスタッフ会議に参加し,西部の中・高生と交流を深めつつ,人権問題について考えていきました。
「中・高生による人権交流集会」では,主に第2分科会に参加しました。第2分科会では「子どもの人権」のテーマのもと,生徒同士で意見を交換したり,交流を深めたりしました。
交流集会も,全体では約300名が,第2分科会には約60人が参加し,盛況のうちに終えることができました。
来年度もこういった機会を通じて,他校の生徒と交流を深めるとともに,さまざまな人権問題について学んでいきたいと思います。
じんけん部 9・10月の活動
じんけん部の9・10月の主な活動は以下のとおりです。
9/23(日) 中・高交流事業 西部ブロック生徒部会(脇町高校)
10/7(日) 中・高交流事業 西部ブロックスタッフ会議(つるぎ高校)
10/27(土) 中・高交流事業 西部ブロック研修会(いきいき安心とくしま子ども食堂)
中・高交流事業 県生徒部会(とくぎんトモニプラザ)
12/16(日)に県教育会館で開催される「中・高生による人権交流集会」に向けての準備が本格化してきました。
西部ブロックは「児童虐待~子どもの人権」をテーマに,話し合いや学習を進めています。
多くの方の参加をお待ちしています。
じんけん部校外研修
阿波高校じんけん部は,8/4(土)および25(土)に校外研修に行ってきました。研修先は以下の通りです。
①神戸華僑歴史博物館
神戸には,1868年の開港とともに華僑が移り住み,中国人街を形成しました。それがいまの南京町です。彼らは,飲食店などの経営だけでなく,貿易実務の担い手として,国際貿易都市・神戸の発展に大きな役割を果たしました。 この博物館では,記録写真や美術品,生活用具などの資料を通して,一般にはあまり知られていない華僑の活動や文化について知ることができます。
②リバティおおさか(大阪人権博物館)
リバティおおさかは,日本で唯一の人権に関する総合博物館です。ここでは,さまざまな人権問題について,わかりやすく学ぶことができます。現在は「私たちのいのち・社会・未来」と題した総合展示のほか,企画展・特別展として「『“家族”のカタチ、“性”のアリカタ』日本国憲法展シーズン3」「「絵図と被差別民-都市大坂のコスモロジー」が行われていました。
③にしなり☆こども食堂
にしなり☆こども食堂は,地域ぐるみで垣根なく助け合い,つながれる,ホッとできる場所を作りたい,という思いから,制度のはざまの困りごとや「ほっとけない」課題を「こども食堂」という形で改善しようと活動を続けています。
当日は10時にお伺いし,まずエプロンを着けて調理の手伝いを行いました。そのうち,子どもたちが集まってくると,生徒たちは子どものお世話に回りました。子どもたちはとても人なつっこく,すぐに生徒たちと遊び始めました。
昼食後は暑い中,子どもたちは生徒を外に連れ出して,一緒に遊んでいました。スタッフの人によると,生徒は子どもたちだけでなく,本校の他にボランティアに来ていた大阪市内の高校生とも交流を深めていました。
子どもたちの笑顔とパワーに圧倒されながらも,子どもの人権について考えるよい機会になりました。
中・高生による人権交流事業 県生徒部会・西部ブロック夏季研修会
中・高生による人権交流集会第1回県生徒部会が,8/17(土)にとくぎんトモニプラザにて行われました。
本校からはじんけん部員2名が参加しました。
自己紹介及び各ブロックの活動状況報告の後,県生徒部会の役員選出や交流集会についての話し合い,生徒同士の交流などが行われました。
次回は10/27(土)にとくぎんトモニプラザにて行われる予定です。
また,8/19(日)には川島高校にて,西部ブロック夏季研修会が行われました。
徳島県西部こども女性相談センターの方をお迎えし,「児童虐待とは何か?」というテーマで講演していただきました。
児童相談所の役割や児童虐待の現状などについて大変勉強になりました。
ここで学んだ内容を参考にしながら,中・高生による人権交流集会第2分科会(西部ブロック)に向けて話し合いを進めていきたいと思います。
中・高生による人権交流事業 西部ブロック生徒部会
2018年度の中・高生による人権交流集会 西部ブロック生徒部会が,7/22(日)に名西高校にて行われました。
本校からはじんけん部員3名が参加しました。
本来なら第1回生徒部会を7/8(日)に実施するはずでしたが,大雨のため中止となってしまい,今回の生徒部会が今年度最初となりました。
自己紹介の後,中学生部会の役員選出,昨年度の活動についての報告が行われ,次いで今年度の分科会テーマ及び夏季研修について話し合いが行われました。
大雨で中止になった生徒部会の議題についても,今回話し合う必要があったため,もりだくさんな内容でしたが,生徒たちは熱心に取り組んでいました。
次回は8/19(日)に夏季研修が行われる予定です。
中・高生による人権交流集会 西部ブロック高校生部会
2018年度の中・高生による人権交流集会 西部ブロック高校生部会が,6/10(日)につるぎ高校にて行われました。
本校からはじんけん部員4名が参加しました。
自己紹介の後,昨年度の活動についての報告が行われ,次いで今年度の分科会テーマ及び夏季研修について話し合いが行われました。
分科会テーマ及び夏季研修については,4つのグループに分かれて話し合いが行われましたが,自己紹介の和気あいあいとした雰囲気とは打って変わって,みんな真剣に考えていました。
次回は7/8(日)に池田高校辻校にて,第1回の生徒部会が中学生もまじえて行われる予定です。
じんけん部 第1回校外研修
じんけん部の2018年度第1回校外研修が,4月8日(日)に行われ,生徒7名が参加しました。
午前中は高麗美術館・岡崎公会堂跡(京都府京都市)を回り,午後からピースおおさか(大阪府大阪市)を見学しました。
高麗美術館では,日本と朝鮮半島との交流の歴史に関する展示を,ピースおおさかでは,大阪大空襲に関する展示を見学しました。
今回の研修を通して,平和の大切さや,日本と朝鮮半島との歴史的な関係の深さなどについて学ぶとともに,在日コリアンなど外国人に対する差別の不合理性などについて考えることができました。
じんけん部 2学期以降の活動
じんけん部は2学期,身近な人権問題について部員同士で話し合ったり,「中・高生による人権交流事業」交流集会に参加し,西部の中・高生と交流を深めつつ,人権問題について考えていきました。
「中・高生による人権交流事業」交流集会では,主に第2分科会に参加しました。第2分科会では「災害時における人権」のテーマのもと,生徒同士で意見を交換したり,交流を深めたりしました。
また,3/28(水)には,柳原銀行記念資料館(京都府京都市)などで校外研修を行い,同和問題や戦争と平和について学びました。
来年度もさまざまな人権問題について学び,考えを深めていきたいと思います。
じんけん部 1学期の活動
じんけん部は,4月に1年生7名を新入部員として迎え,2017年度のスタートを切りました。
1学期は,身近な人権問題について部員同士で話し合ったり,「中・高生による人権交流事業」西部ブロック高校生部会や生徒部会に参加し,西部の中・高生と交流を深めつつ,人権問題について考えていきました。
夏休み中の活動としては,「中・高生による人権交流事業」生徒部会や西部ブロック夏季研修に参加するとともに,阿波高祭人権展の準備をする予定です。
中・高生による人権交流事業 西部ブロック生徒部会
1月29日(日)に,池田高校桜陵会館にて,今年度最後となる「中・高生による人権交流事業 西部ブロック生徒部会」が開催されました。
西部ブロックの中・高生および教職員約40名が参加し,本校からも生徒6名,教職員1名が参加しました。
昨年12月18日に行われた「中・高生による人権交流集会」についてのふりかえりの後,2グループに分かれて話し合いを行いました。休憩時間にはお菓子を食べたりしながら,和気あいあいとした雰囲気の中,お互い交流を深めていきました。
今年度最後の生徒部会であり,3年生の中には,中学校から参加してきて,今回が最後となる生徒もおり,最後は名残り惜しそうな様子もありました。
先輩たちの思いを胸に,来年度の活動がさらに活発になるよう,阿波高校じんけん部としても頑張っていきたいと思います。
中・高生による人権交流事業 交流集会
12月18日(日)に,徳島県教育会館にて,中・高生による人権交流事業 交流集会が開催されました。
県内各地から中・高生および教職員約340名が参加し,本校からも生徒8名,教職員3名が参加しました。
はじめに大ホールにて開会行事が行われ,県生徒部会の会長である本校生徒の岩佐さんが開会のあいさつを述べました。
その後,シンガーソングライターの「うーみ」さんによる人権コンサートが行われました。
午後からは中部・西部・南部の各ブロックごとに分科会が行われましたが,西部ブロックは会議室2に場所を移して,「私たちは世界人~引いていませんか『心の国境』~」というテーマのもと,在日外国人,特に在日コリアンの人権を中心に話し合いを行いました。
説明用スライドの作成や会場準備,司会・進行,ロールプレイやグループ討議など,生徒たちが自ら考え,準備し,進めていきました。
生徒たちの行動力に感心するとともに,在日コリアンの人権問題について,しっかりした意見が次々と出され,和気あいあいとした雰囲気の中でも有意義な話し合いができたと思います。
最後は再び会場を大ホールに移して,各分科会からの報告の後,閉会行事が行われ,生徒部会の岩佐会長が閉会の挨拶を述べて,今年度の交流集会は終了しました。
準備段階ではいろいろと大変なこともありましたが,終わってみれば素晴らしい交流集会となり,生徒たちも心地よい疲れの中,達成感を感じているようでした。
今年で11年目となるこの行事ですが,もっと多くの生徒に知ってもらい,参加してもらえるようにしていき,その上で人権尊重の輪をもっともっと広げていけるよう,阿波高校じんけん部としても活動していきたいと思います。
じんけん部 2016年度第1回校外研修
じんけん部の2016年度第1回校外研修が,6月19日(日)に行われ,生徒7名が参加しました。
午前中は徳島県立防災センター(板野郡北島町)にて,救命体験・防災ガイダンス・地震体験・消火体験・煙体験・風体験を行いました。
救命体験では,救急救命法について講習を受けました。最初は戸惑いもありましたが,徐々に慣れてきて,最後には全員が心肺蘇生法やAEDの使用法について,かなりスムーズにできるようになりました。
その後,防災ガイダンス・地震体験・消火体験・煙体験・風体験を行い,最後に館内の展示等を見学しました。館内の展示の中には,非常食や段ボールの間仕切りに加えて,本校家庭クラブが開発に携わった段ボール製簡易トイレがあり,本校での取り組みが,災害時における被災者支援に役立っていることを実感しました。
午後からは北淡震災記念公園(兵庫県淡路市)にて,阪神淡路大震災の震源となった野島断層や,断層直上にあった家を保存したメモリアルハウスなどを見学しました。
自然災害の恐ろしさに加えて,普段から災害への備えをしておくことの大切さや,避難生活における被災者の人権保護の課題等についても学ぶことができました。
今回の研修で得たことを生かし,災害が起こった時に「私たちにできることは何か」ということを改めて考えていきたいと思います。
じんけん部 第1回西部ブロック高校生部会について
6月12日(日)に,池田支援学校美馬分校にて,第1回「中・高生による人権交流事業」交流集会西部ブロック高校生部会が開催されました。
本校からは生徒6名,教職員2名が参加しました。
はじめに「中・高生による人権交流事業」および昨年度の活動についての説明が行われ,続いて自己紹介の後,今年度の役員選出が行われました。
本校からは会長,副会長(2名のうち1名),書記(2名)が選ばれました。
その後,本年度の事業計画,西部ブロック研修(夏季研修)についての話し合いが行われ,最後に意見交換が行われました。
今回初めて参加した人もいたため,最初は少し固い雰囲気もありましたが,休憩時間にはお菓子を食べたりジュースを飲んだりしながら,他校の生徒さんたちとも和気あいあいとした雰囲気の中で話をすることができました。
次回は7月10日(日)に辻高校にて行われる,第1回西部ブロック生徒部会に参加する予定です。
社会問題研究部の紹介
私たち社会問題研究部は,活動の少ない部活ではありますが,顧問と共に部員仲良く活動しています。また,学校外での活動も多く,中・高生による人権交流集会などに積極的に参加し,他校の人たちや地域の人たちと関わり,仲間作りを深めています。
「人権」というと堅苦しそうであまり良い印象を持っていない人も多いと思いますが,私たちは差別問題やいじめの問題を考え,話しをする中で,人とのコミュニケーションや仲間の大切さを学んでいます。幅広い年齢の方々と多く関わることで,人との関わりを学べるとともに,さまざまな意見を聞くことで,自分の価値観がよい方向へと変わることもあり,自分を大きく成長させることが出来ます。「人の意見を聞き,自分の気持ちを伝える」ことで信頼がうまれ,大切な仲間になれるのです。
人権は全ての人にあり,身の回りにあふれています。その正しい知識や考え方を身につけながら,私たちと仲間になり活動しましょう。
(H22 校誌「粟」から)