校長室から

校長室から

令和3年度 2学期の始業にあたって(校長)

令和3年8月30日(月)

〔生徒の皆さんへ〕

 本日から、令和3年度の2学期が始まりました。
 さて、新型コロナウイルス感染者数は、感染力の強いデルタ株の影響で、県内でも新規感染者数が急増しています。特に、若い人たちへの感染が広がっており、県内の高校生からも毎日のように陽性者が確認されています。これまで以上に危機意識を持って、感染防止対策を行ってください。マスクを着用すること。ソーシャルディスタンスをとること。休み時間や放課後に集まって、大きな声で話をしたりしないこと。すべて、自分を守ることでもあり、大切な友人や家族を守ることにも繋がります。阿波高生なら、できるはずです。皆さん協力してください。
 ところで、一学期の終業式で、「京セラの創始者である稲盛和夫氏の「動機善なりや、私心なかりしか」の言葉から、主体性を持って、大きな夢や高い志を持ち、これからの未来を切り開く人間を目指してください。」と話をしました。自分の目標が見つかりましたか。そして、充実した意義のある夏休みになりましたか。各学期の初日は、一つの節目の日です。今日は、夏休みの自分の生活を振り返り、できたことは素直に喜び、できなかったことは反省し、新たなスタートが切れるチャンスの日です。このチャンスを活かせるかどうかは、人それぞれです。今日という日を、ただ1年のうちの1日と捉えるか、それとも意味のあるチャンスと捉えて活かすことができるかどうか、それは皆さん自身にかかっています。
 高野進選手を知っていますか。1980年代から90年代にかけて日本の陸上競技を牽引した選手です。特に、1991年に記録した400mの日本記録は現在でも破られていません。陸上競技界のレジェンドです。その高野選手の言葉に「昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分と、いつも自分に挑戦している。」とあります。皆さんは、1学期や夏休みの自分の生活を振り返って、100%満足していますか。多かれ少なかれ反省すべき点があったのではないでしょうか。昨日の自分に負けない、今日の自分になりましょう。今日の自分を越える明日の自分を目指しましょう。そのためには、少しずつ、発想を変え、行動を変え、生活を変えましょう。
 また、イチロー選手の引退会見で、「高い目標を成し遂げたいと思うなら、常に近い目標を持ち、できればその次の目標を持っておくことです。それを省いて、遠くに行こうとすれば、挫折感を味わうことになるでしょう。近くの目標を定めてこそギャップは少ないし、仮に届かなければ別のやり方でやろうと考えられる。高いところに行くには下から積み上げていかなければなりません。」と話をしていました。コツコツと安打を積み重ねた、イチロー選手らしい発言だと思います。
 今日のような学期の初日は、一つの節目です。新たなスタートが切れるチャンスと捉え、昨日の自分を越える今日を、今日の自分を越える明日を迎えられるように、近くの目標を定めて、高い目標に向かって踏み出す2学期にしましょう。
 感染症対策に加え、まだまだ、暑い日が続いていますから、熱中症にも気をつけて水分補給や睡眠をしっかりととるなど、体調管理には十分気をつけてください。
 それでは、2学期が,皆さんにとって充実した意義のあるものになるよう期待しています。