校長室から
国際試合壮行会あいさつ(今週の校長室から)
ポーランドカデ国際大会に日本代表として出場する柔道部大島拓海君,おめでとうございます。この大会には17歳以下の選手8名がそれぞれ8つの階級に出場します。大島君は60キロ級に出場し,5月19日に試合が行われます。国際大会に出場する選手の壮行会は学校始まって以来初めてだと思います。本人はもとより阿波高校にとっても非常に名誉なことだと思います・
大島君は小学校5年生の時に全国小学生学年別大会45キロ級を制し,翌年の50キロ級でベスト8,中学に入り2年時に全国中学校体育大会柔道男子55キロ級で3位,3年時に60キロ級で優勝しています。そして3月24,25日にドイツで開かれたブレーメン国際大会に出場し,17歳以下60キロ級で準決勝と3位決定戦で日本人選手に惜敗し5位になりましたが,4月8日大阪で開催された大会で敗れた日本人選手に雪辱し,見事優勝し,ポーランドで行われる国際大会に日本代表として参加します。
この国際大会を大きな目標として日々練習に励み,心身を鍛え頑張ってきたと思います。ベストコンディションで臨めるよう調整し,本番ではこれまで鍛えてきたことを余すことなく発揮し,悔いのない戦いをしてきてください。気負いすぎず,自分に打ち勝ち平常心で試合に臨んでください。国際大会に日本代表として出場するという素晴らしい体験をするわけですが,人間的にも大きく成長してきてください。大島君には今後の活躍も期待して次の言葉を贈ります。「実るほど首を垂れる稲穂かな。」大きく成長するたびに,奢ることなく次のステップアップを目指して,謙虚に取り組んでください。
自分の栄誉のために,チームの栄誉のために,阿波高校そして日本の栄誉のためにベストを尽くしてきてください。結果はおのずとついてきます。大島君,健闘を祈っています。グッドラック!
平成24年度始まる(今週の校長室から)
4月9日には新任式があり,17名の教職員が転入してまいりました。新しい阿波高校の歴史を皆さんと一緒に築いていきたいと思っています。引き続き始業式がありました。全員の生徒が元気よく登校し,遅刻者もなく素晴らしいスタートを切りました。式辞の中で,部活動と学習の両立を目指して頑張ろう,読書を通して心の豊かな人間に成長して欲しい等の話をしました。
午後からは入学式があり,210名の新入生が入学しました。阿波高校で学ぶ喜びと誇りを持とう,具体的な将来の目標を持ち,可能性に挑戦しよう,高校生として当たり前のことですが,授業と部活動に積極的にとりくもうという3つの事を話しました。
生徒全員にとって平成24年がいい年になることを願っています。
4月10日には柿原小学校と吉野中学の入学式,11日には柿原幼稚園の入園式に出席しました。それぞれに特徴があり,素晴らしい式でした。皆さんの健やかな成長を願っています。
頑張れフレッシュマン!
終業式,離任式おこなわれる(今週の校長室から)
3月23日終業式がありました。式辞では,発生して1年が経過した東日本大震災に触れ,一刻も早い復旧を生徒と共に願いました。
次に卒業式の答辞などの例を挙げながら,感謝の気持ちを持ち続け,奢ることなく謙虚な姿勢で事に臨んでほしいとお願いしました。
そのあと,本校卒業生で「僕等がいた」で注目を浴びている三木映画監督の高校時代の話をしました。彼の夢は映画監督になることであり,演劇部,映画同好会.生徒会等の活動tで多忙にもかかわらず,学習時間を確保し,部活動と学習を見事に両立させた生徒でした。三木監督のように自分を甘やかすことなく,夢を実現するために頑張ろうと励ましました。
終業式に引き続き離任式が行われました。本校を去られる先生がたの紹介をした後,離任者がそれぞれメッセージを送ってくれました。勤務期間の長短はありますが,本校のために一生懸命取り組んでくれました。本当にお世話になりました。今後の益々のご活躍を心より願っています。
卒業式(今週の校長室から)
3月1日に第63回卒業証書授与式が,雨にも降られず,さほど寒くもないコンディションのもと,大勢の来賓と保護者の参加をいただき,厳かに執り行われました。式辞の中で日頃思っている次の4つのことを話し,はなむけの言葉としました。
①生涯を通じて学び続ける姿勢を持つ
②人との出会いを大切にする
③共生社会の担い手になる
④高い「志」,「目標」を掲げ,常にその実現に向け力を尽くす
阿波高校の卒業生として誇りを持ち,各自の夢の実現に向けて頑張り,人生が幸多きものになることを心より願っています。
卒業生三木監督講演(今週の校長室から)
2月17日本校の卒業生三木孝浩映画監督の講演会が開催されました。夢を実現するために自分がどのように取り組んできたのか,生徒がどのように取り組んだらいいのか,話してくれました。その後,質疑応答があり,有意義な講演会になりました。
実は,私が高校時代3年間三木監督を担任しましたが,成績は常にトップクラス,趣味は討論で,行動力があり,映画同好会を立ち上げたり,生徒会役員,演劇部員と幅広く活動していました。彼の夢は高校時代から映画監督になることであり,見事夢を実現しました。2010年ソラニンがヒットし,2012年4・5月に公開される「僕等がいた」の監督としてプロモーション活動中です。今後益々活躍することを願っています。応援をよろしくお願いします。
予餞会(今週の校長室から)
1月31日の午後から予餞会が行われ,本校の映像メディア部が制作したビデオを鑑賞しました。
2時間にわたる超大作で,3年前の入学式に始まり,3年間の折々の学校行事やお世話になった先生方の励ましの映像など,とても素晴らしい出来栄えでした。学校に泊まり込んで制作にあたってくれましたが,顧問の先生,部員の皆さん,予餞会を運営してくれた生徒会の皆さんに心よりお礼申し上げます。
教師の援助のもと,部活動や学校行事などを通してたくましく成長していく3年生の皆さんの映像を見て,とても感動しまたうれしく思いました。2月からは家庭研修に入りますが,最後の追い込みに頑張ってください。
センター試験を終えて(今週の校長室から)
1月14,15日に大学入試センター試験が鳴門教育大学で行われました。比較的穏やかな天候のもと実施されましたが,受験した生徒の皆さん,本当にお疲れさんでした。受験会場まで送ってくれた保護者の皆さん,3年の学年団,進路課,応援に駆けつけてくれた教員の皆さん,ありがとうございました。16日には自己採点をしましたが,これから出願に向けて大変な時期です。保護者,担任や進路課の先生とじっくり話し合って,最後は自分で決断をし,悔いの残らない出願をしてください。頭を出来るだけ早く切り替え,合格を目指し頑張ってください。健闘を祈っています。
2学期の終わりに(今週の校長室から)
過日業者が職員室で工事をしていた際,誤って水道管に穴があき,水が噴出し,床はみずびたしになってしまいました。部活動をしていた生徒や残っていた3年生の生徒を中心に,多くの生徒が水を抜く作業に,寒い中濡れるのもいとわず迅速に当たってくれました。その姿を見て,生徒の素晴らしさを再認識しました。おかげで大きな被害も出ませんでした。本当にありがとうございました。
2学期を振り返ってみると,学校祭に始まり,修学旅行など多くの行事がありましたが,無事終了しました。また,保護者や同窓会員のグリーン隊による校内樹木剪定と清掃作業,同窓会員と一年生による学校林整備作業,ラグビー部OB会からのゴールポストの寄贈など,保護者・同窓生との絆を強く感じた2学期でした。多くの生徒が部活動に取り組んでいますが学習との両立を目指し文化部も運動部共に熱心に活動し,その成果も出ています。今後とも自己に厳しく頑張って欲しいと思います。
冬季休業とはいえ,補習・部活動等で登校することも多いと思います。健康に留意し,交通事故などに気をつけ,有意義な日々を送り,1月10日には全員元気に会いましょう。
学校林整備作業(今週の校長室から)
11月17日,少し肌寒く感じましたが,すがすがしい天気のもと,学校林整備作業が行われました。同窓会より8名,森林組合より4名のご参加をいただき,一年生が日頃慣れない作業に取り組みました。全国的に見ても学校林のある普通科の学校はほとんど無いと思います。
以前は3年生が卒業前に,ヒノキを植樹し,その後大きく育つように下草刈りを行っていましたが,いつの頃からか1年生の作業になりました。一時,台風により山の一部が崩落し,数年間中断していましたが,創立80周年を機に復活し,今年で9年目になります。以前勤めていた時に2度作業に参加したことがあり,20年ぶりの懐かしい作業となりました。
下草を刈った後,紅葉を植樹し,森林浴を楽しみながら昼食を取り休憩した後,クラス対抗の丸太切り大会を行いましたが,非常に盛り上がりました。この作業の目的である,環境教育の一端を学ぶと共に,阿波高生としての絆を深めることができ,有意義な体験をとなりました。明日筋肉痛に襲われないかと心配しながら下山しました。
ヒノキのように生徒たちも大きく成長し,生徒間の輪が広がることを願っています。
連携を大切に(今週の校長室から)
10月22日(土)にサッカーの試合があり,応援に行きました。大勢の保護者も応援に来ていましたが,特に目を引いたのが,日頃運動場で一緒に練習している野球部員,ラブビー部員が駆けつけ,太鼓やメガホンを使い一生懸命応援している姿でした。健闘むなしく試合は惜しくも敗れましたが,すがすがしい気分になりました。
翌日の23日(日)には1,2年進路保護者会がありましたが,例年以上の保護者の参加をいただき,有意義な進路保護者会になりました。保護者の熱意を感じるとともに,生徒を中心とした保護者と学校の密な連携の重要性を痛感しました。今後も連携をキーワードに取り組んでまいります。